BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

終演のご挨拶

亜細亜の骨『食用人間~トリコジカケの中華料理~』本日全公演が終わりました。 それなりに長く舞台を続けているので、千秋楽が特別なものというわけでもなく、普段であればいつも通り淡々と終わるものなのですが、ごく稀に、特別な感慨が押し寄せる公演があ…

『食用人間~トリコジカケの中華料理~』

亜細亜の骨超空想科学奇譚『食用人間~トリコジカケの中華料理~』 2020/7/27〜8/2 @ウエストエンドスタジオ https://asianrib.wixsite.com/shockyou-ningen 人々を守るはずの壁は、やがて彼らを閉塞と崩壊に導く――― これは、食とアイランドのものがたり。 …

『すこたん!』

serial number 04『すこたん!』 <公演延期> 2020/6/18〜6/28 @ザ・ポケット http://serialnumber.jp/ 1994年「すこたん企画」としてふたりのゲイ男性が 設立し、かたちを変えながら、現在も活動しつづけているセクシャルマイノリティ支援団体「すこたん…

『冬の時代』

unrato #6『冬の時代』 2020/3/20~3/29 @東京芸術劇場シアターウエストhttp://ae-on.co.jp/unrato/ 作木下順二演出大河内直子音楽阿部海太郎出演須賀貴匡宮崎秋人 壮一帆 青柳尊哉池田努若林時英結城洋平山下雷舞溝口悟光戸塚世那小林春世佐藤蛍 井上裕朗…

『メアリー・ステュアート』 

unrato #5『メアリー・ステュアート』 2020/1/31~2/9 @赤坂RED/THEATERhttp://ae-on.co.jp/unrato/ 作ダーチャ・マライーニ翻訳望月紀子演出大河内直子出演霧矢大夢保坂知寿スタッフ美術: 石原敬照明: 大島祐夫音響: 早川毅衣裳: 小林巨和音楽: 鈴木光介振…

『世界が私を嫌っても』

戯曲朗読研究会 月いちリーディング『世界が私を嫌っても』 2019/11/24 @座・高円寺 けいこ場2http://www.jpwa.org/main/activity/reading-workshop作有吉朝子コーディネイター中津留章仁ファシリテイター大西弘記ゲスト詩森ろばマキノノゾミ出演清水直子川…

『ノート』

T Factory『ノート NOTE』 2019/10/24~11/4 @吉祥寺シアターhttp://www.tfactory.jp/data/note.shtml 新作・演出川村毅出演(五十音順) 阿岐之将一井上裕朗 植田真介(文学座)大沼百合子 笠木誠 下前祐貴 砂原健佑 林田一高(文学座) 深谷由梨香(柿喰…

閑話休題

DULL-COLORED POP vol.20『福島三部作』は、俳優として少し特殊な仕事だ。扱っているテーマの現代性、そして深刻さはもちろんだが、純粋に「演劇作品」としてみた場合にも、普段とは違った経験となっている。第一部『1961年: 夜に昇る太陽』ではほぼ全編を通…

『福島三部作:一挙上演』

DULL-COLORED POP 第20回本公演 /福島三部作・一挙上演第一部『1961年:夜に昇る太陽』第二部『1986年:メビウスの輪』第三部『2011年:語られたがる言葉たち』 2019/7/6〜7/7, 9/7〜9/8 @いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場(福島) 2019/8/8〜8/28 @…

actors' playground 雑感

先日、actors' playground 11thを終えた。通し番号に入らないものを加えると、16回目の企画だった。回を重ねるごとに僕自身学ぶことがあり、悩みながら改良を加えて今に至っている。 俳優がワークショップ的なものをやることについて、さまざまな意見がある…

DULL-COLORED POP『あつまれ!「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」まつり』創作メモ 〜演出編

僕は、4年ほど前に「actors' playground」という、俳優だけが集まって「演劇」について「演技」について深く追求していく企画を立ち上げました。俳優とはどういう仕事なのか。俳優にとって必要なものはなんなのか。足りないものはなんなのか。そんなことを俳…

DULL-COLORED POP『あつまれ!「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」まつり』創作メモ 〜俳優編

DULL-COLORED POP『あつまれ!「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」まつり』、無事に全公演が終わりました。非常にハードで困難を極めた公演でしたが、誰一人怪我をしたり病気をしたりすることなく、たくさんのお客さんにご来場頂き、さまざまな意味で「…

あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり

DULL-COLORED POP 第19回本公演/新人加入記念公演 あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり 2019/2/14〜2/24 @サンモールスタジオ http://www.dcpop.org/category/next/ 父が死に、母は2匹の猫を飼い始めた。母・よし子、61歳。プロのお…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(8)『清水直子』

清水直子(しみずなおこ) ●プロフィール三重県伊勢市生まれ、埼玉育ち。47歳。猪突猛進の亥年、年女です。極度の、冷え性、心配性、方向音痴梨と猫が大好きです。俳優座 所属。俳優座と外部とで活動しています。外部は、最新の出演から遡っていくと、温泉…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(7)『斉藤直樹』

斉藤直樹(さいとうなおき) ●プロフィール 神奈川県出身。上智大学在学中にダンスを始め、安室奈美恵やTRFなどのバックダンサーや「THE夜もヒッパレ」等の振付を担当した後、ストレートプレイなど舞台を中心に活動。主な出演作品:「ボーイズタイム」…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(6)『結城洋平』

結城洋平(ゆうきようへい) ●プロフィール1988年生まれ、東京都出身。高校進路決定時、忍者になりたいという夢を抱え、母親とともに日光江戸村に直談判に行くが年齢制限のため断念。日本体育大学へ進学した理由も大学の中で一番忍者に近そうだから。2004年T…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(5)『瑞帆』

瑞帆(みづほ) ●プロフィール 大阪出身。人の顔を覚得るのが得意。気分屋さん。カエルとシャボン玉がすき。お気に入りはマルメタピオカガエル。新劇から芝居をはじめ、上京後は舞台をしたり映像のお仕事をしたり。今回は約4年ぶりの舞台出演。●他己紹介◯な…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(4)『渡邊りょう』

渡邊りょう(わたなべりょう) ●プロフィール静岡県出身。猫と同居。2008年tpt「ミザントロオプ」(演出・手塚とおる)にて初めて舞台に立つ。その後フリーの俳優として活動し、2014年より劇団悪い芝居に入団。昨年末に退団し再びフリーとなる。事務所はワ…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(3)『橋本ゆりか』

橋本ゆりか(はしもとゆりか) ●プロフィール服飾の専門学校に行く予定が、大学の演劇専修に行くことになり、小さくても自分の服屋を経営する予定が、今役者をやっています。趣味は洋裁、魚介類を捌くこと、読書、音楽鑑賞です。●他己紹介◯直子さん(清水直…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(2)『野村由貴』

野村由貴(のむらゆうき) ●プロフィール大阪からやって来ました。座右の銘は 死ぬこと以外かすり傷。日々、生きています。主な出演作品に、ThE2VS2 第28回公演「鉄人」/コトリ会議 演劇公演13回め「はなの台ふき/おなかごしのリリ」/コトリ会議 お礼して…

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』井上チームキャスト紹介(1)『細井準』

DULL-COLORED POP 第19回本公演『あつまれ!「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」まつり』連日稽古が進んでおり、最初に開幕する谷チームの初日までは2週間を切りました。僕が演出する「井上チーム」の初日は17日ですので、こちらも2週間を切ったことにな…

『アトムが来た日』

Serial Number 01 『アトムが来た日』 2018/12/20〜12/29 @下北沢ザ・スズナリ http://serialnumber.jp/next.html serial number01は下北沢ザ・スズナリで、原子力発電所が東海村に出来た日の物語。詩森渾身の作品を、素晴らしいキャスト陣で送ります。 脚…

『ペインコレクター』

ピウス企画 『ペインコレクター』 2018/10/17〜10/21 @シアターグリーン BIG TREE THEATER https://ameblo.jp/stpius/entry-12394135508.html 「痛みを知れ」 頻発する不自然な自殺現場に残されたメッセージ。それは実行不可能な連続殺人事件であることを示…

『父が燃えない』

箱庭円舞曲 第二十六楽章 『父が燃えない』 2018/9/26〜9/30 @浅草九劇 http://hakoniwa-e.com/26_chichi/ 現代、会津若松市の火葬場、待合室。市営の火葬場は市街地から離れた辺鄙な場所にあり、訪れる人が居なければ職員も出てこない。よく言えば静謐な空…

「遅筆」問題について思うこと

いま巷では、小劇場界の「遅筆」問題について盛り上がっている。「公演中止」という、誰も得をしない、誰もが痛む、苦しい決断を下さざるを得なかった団体が続いた。外野から一方的にそれを非難したり批判したりすることは僕のすることではない。けれども、…

『1961年:夜に昇る太陽』

DULL-COLORED POP 第18回本公演/福島三部作・第1部先行上演 『1961年:夜に昇る太陽』 2018/7/7〜7/8 @いわきアリオス小劇場(福島) 2018/7/21〜8/5 @こまばアゴラ劇場(東京) http://www.dcpop.org/category/next/ 60年安保も下火となり、国中が岩戸…

『WHEREABOUTS』

ピウス企画『WHEREABOUTS』 2018/3/28~4/1 @萬劇場 仕事も恋人もできず悶々と東京生活を送っているフリーライターの木津は、故郷の街で十数年ぶりに幼馴染の黒瀬に再会する。 辺り一帯を仕切る指定暴力団の下部組織・竹本組の黒瀬に取材しにやってきた木津…

父が旅立ちました

2月3日午前4時25分、父が亡くなった。享年78歳。僕はこれまでの46年の人生のうち、父と40年ぐらい同じ家で暮らしたことになる。亡くなって1週間以上が経つけれど、まだ父の不在にうまく慣れない。 昨年の4月、父が突然、普通でない息苦しさを訴えたので、急…

『アスファルト・キス』

ワンツーワークス&StoneCrabs共同制作公演2017/2018 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ『アスファルト・キス』 2018/1/18~1/21 @あうるすぽっと ストーリー1950年代のブラジル。リオデジャネイロ通りで男がバスに轢かれ、死にかけている。通行人の一…

『ちゅらと修羅』

風琴工房『ちゅらと修羅』 2017/12/7~12/13 @下北沢 ザ・スズナリ http://windyharp.org/next.html 2017年も止まらない詩森ろばの新作は、流山児★事務所への書き下ろし「OKINAWA1972」の系譜に連なる沖縄を舞台にした作品です。ちゅらは、沖縄の言葉で「美…