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BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

パワーゲーム

こないだ村上春樹氏の小説を読み返していて、会社勤め時代のことで妙に合点のいく考えに至った。僕は入社の段階から「おまえみたいなケースは過去に例がない」と言われたほど、僕を採用することへの賛否がぱっかりふたつに分かれた(らしい)。しかも「否」…

言葉、の、羅列

書かれた文章を読むと、それがたとえ短いものであっても、その人のことがある程度わかってしまうように思える。少なくとも、なんとなくこんな感じの人なんだろうなと予想ができてしまう。「書く」ことも、「話す」ことも、「考える」ことも、その人の中で生…

予期せぬ訪問者

今日は起きてからずっと不安定で、どうしたことだろうと思っていたのだけれど、どうやら「あの人」がぼくを訪ねてきているらしい雰囲気がある。もう15年近く前に自分からあっちの世界に行ってしまった人だから訪ねてきたも何もないのだけれど、今日はずいぶ…

草原の海

僕らは、だだっぴろい草原にいる。見渡す限りの草原。360°どこを向いても見渡す限りの草原。草原と雲しか見えない。あとは、君の背中。草原って言っても、背丈ほどある草が生えてるわけではなくて、かと言って、芝生みたいな感じでもなくて、腰よりちょっと…

とても静かだ。

夏の疲れが出て心身ともに本調子でないからか、ここ数日、心の中がとても穏やかに凪いでいる。今日は昼すぎからさっきまで外出していたにも関わらず、自分のまわりだけ音がすっと消えているような静かな時間。急に涼しくなった夜は、まるで真冬の透明な空気…

弧悲

もう3月だ。前回のブログが元旦だから2ヶ月以上さぼっていたことになる。よくない。今年に入ってからは稽古も本番もなかったので、ひたすらにリハビリと充電に時間をあてている。幅を広げるべくいくつかのワークショップを受けてみたり、演劇関係の本をた…

真夜中、ファミレスにて。

深夜のファミレスはぼくのお気に入りの場所のひとつだ。稽古が始まってから佳境を迎えるまで、そこで時間を過ごすことが多い。昔から静かな場所より雑音のある場所の方が集中できた。学生のころも音楽がないと勉強出来なかったり、電車の中が最高の読書室だ…

ぐるぐる

公演が終わってからの10日間、舞台を観に来てくれた人たちを中心に、いろんな友人とゆっくり会う時間を作っている。酒を飲みに行ったり家に遊びに行かせてもらったり出演している舞台を観に行ったり一緒に舞台を観に行ったりいまいろんなことに敏感になって…

僕が僕であるために

ぼくがよく参考にしている占いに、 今年あなたはたくさんの望みを抱きます。そしてその望みを選びとろうとします とあって、「ふ~ん、そうなんだ」と思っていたのだが、どうやらその占いは当たっているらしく、今年に入ってぼくはいろんなものを手に入れた…

波乗りジョニー

ぼくは昔からかなり無計画に人生を歩んでいる。これまでいくつかのターニングポイントがあったが、その全ての決断が突発的・衝動的であり、計画的に物事を進めた結果ではなかった。運命任せというか他力本願というか、気がついたらそうなってたということが…

ワカラナイ

カタカナタイトルシリーズ。最近あまりにも分からないことが多い。世の中のこととかじゃなくて自分のことで。いろんな人から問題点を投げかけられる機会が続いて、しかもそれはその人の言ってる通りだと思えるのに、どうにかしたいと自分でも心から思ってい…

トラウマ

最後のオフ。限界近くまで身体が疲れてしまっているので、一日自分を癒す時間に使う。トラウマについて考えさせられている。傷つき傷つけられた過去の出来事。そのときに感じた恐怖と悲しみ。無意識のうちに身についてしまった自己防衛本能。そのおかげで再…

オソロシイ

幼いころからぼくは春という季節が嫌いだ。何かが終わる季節。何かが始まる季節。避けがたい別れへの寂しさなのか活気づく世界が不安にさせるのか生死の境目のような危うさに怖れをなすのかはたまた単純に花粉のせいなのか春になるとぼくは精神のバランスを…

呼吸困難

ここ数日感情的に揺さぶられることが多くて、いてもたってもいられない瞬間が続いている。まるで思春期のようだ。苦しい。苦しいから飲んでしまう。飲むから余計苦しくなる。焦ってもどうにもならないことは分かってるのに。もう少し辛抱すれば何とかなるは…

lonely wolves are crying

愛して止まない人たちと会合。それぞれがそれぞれとつながっているけれど、4人で揃うことは珍しい。暖かくて穏やかで、でも繊細で張りつめた時間。散々騒いで迎えた朝は、雪で覆われた白い世界だった。愛しているけどひとりだからひとりだけど愛しているか…

嗚呼、青春の日々

既に青春とか思春期とかほど遠い年齢になってはいるけど、良くも悪くも、あの頃と根本は変わらない自分がいて。人と関わることに何より喜びを得られる自分だからこそ、いまのこの仕事を選んでいるのだろうなと。前回の現場でも今回の現場でも、そんなことを…

幸せな一日

今日は昼から夜までずっと幸せな続きの一日だった。ひとのつながりを改めて実感した一日。こういう一日があるから日々がんばれる。

アリガトウ

誰かの何かに対する想いがぼくの何かに対する想いに触れたとき誰かのぼくに対する想いがぼくの誰かに対する想いと交差したときぼくはどうしようもなく癒されるのだとだからぼくは芝居をやっているのだと今日いまさらながらに気づいた。そこに一緒にいてくれ…

仮死

最近ものわすれがひどい。20代後半くらいから少しずつ記憶力の衰えを感じていたけど、ここ数ヶ月でその勢いが加速している気がする。最近忙しくなって、いろんな種類の出来事が同時進行してるせいかもしれない。もともと環境適応力が高くないぼくの精神が反…

原点回帰

今日は所用あって中野富士見町へ。目的地に向かう途中で、自分が産まれた病院に遭遇。何の記憶も残ってないけれど、しばし足を止めて感慨に耽る。産まれたことに改めて感謝。ありがとうございます。

ぼくの街

高円寺は、ぼくにとっての第2のホームタウンと言っても過言ではない。母親の姉(ぼくのおばさん)がずっと高円寺に住んでいて、ぼく自身杉並区で生まれたこともあって、まだ0歳だった頃から高円寺でよく遊んでいた(そうだ)。幼いころの記憶では、青梅街…

木村さんと鈴木くん

働いていた会社を辞めてから、かれこれ8年が経つ。会社にいた時期は短かったけれどきちんと勤めた会社はその1社だけだったし、いろいろと波乱に満ちた密度の濃い時間を過ごしたので、今でも身体のどこかに、記憶がこびりついて消えない。そのせいか未だに…

さくらん

また最近変な夢が続いている。 おととい 飲み屋で知り合ったある同年代くらいの男の人に、今から自宅でパーティをやるので来ないかと言われて、酔っぱらった勢いで彼の家に行くことにした。その家は古めかしい豪邸で、中に入ると思ったよりたくさんの人が集…

暗闇

沈黙の闇は、喧騒の光に殺される。密やかな想いは闇の中でしか生まれないのに。揺るぎない憧れは闇の中でしか育まれないのに。戻らないと、暗闇に。そこにぼくの生きる意味がある。

最近、「顔」が変わったと言われる。長く会ってなかった人なら分かるけど、しょっちゅう会ってる人からも言われる。それもひとりふたりからではなく、かなり多くの人から言われている。だから、多分何かしら変化があったのだろう。先日、お世話になってるあ…

勝手にしやがれ

自分で言うのも変だが、ぼくは情に篤い人間だと思う。思いをかける人にはとことんかける。大切にしたい出会いはとことん大切にする。そうやって関係をどんどん深めていきたいと思うタイプの人間だ。だけど、いやだからこそ、そういう相手の裏切りは頑なに許…

far away from...

ぼくは20代の後半に米系の証券会社で働いていました。派手な世界で刺激は多かったし仕事も面白かったんですが、自分のほんとにやりたいことではないと思って、30歳になる前に意を決して会社を辞めました。役者になろうと思って会社を辞めたわけではなく…

waterfront

本番まで2週間を切りました。真夏の稽古場は好きです。浅草あたりから稽古場近くの両国あたりまで、隅田川沿いの遊歩道を歩きました。照りつける真夏の太陽と潮の香りにくらくらしました。しつこいですが、夏が大好きです。

嵐の前兆

今日はきっと記憶に残る日になるだろう。過去と現在と未来が複雑な糸で絡み合い不思議な時間を紡いでくれた。ぼく自身コントロールがつかないところで自分の運命が変化していきそうな前兆。この感覚をぼくは知っている。これまでにも何度か経験したあの「嵐…

おしえて!えらいひと

タイトル、なつかしいですね。さて『コンビニなどで買い物をしてお金を払うとき、店員が「○○円お預かりします」というのはおかしい!お釣りがあるときならまだしも、お釣りがないときにそう言われると、「預かったのなら何か返してくれ」と言いたくなる』と…

嗚呼、マイ・キャンパス・ライフ!

先日、ちょっとした用事があって、青山学院大学に行ってきた。ひさびさに大学のキャンパスというところに行って、何だか、懐かしさとか、よそもの感とか、非日常的興奮とかいろんなものを味わった。おのぼりさん的に、学食で昼食を食べ、ソフトクリームを食…

dream-ist

眠りが浅いからか、必要以上に寝ているからなのか、ぼくはとにかく夢を見る。しかも、ものすごく具体的な夢を見る。時には起承転結があったり、はっきりとしたオチがあったりする。ストーリーが壮大で、映画を見てるみたいな気分になることもある。夢が具体…

惨劇はそこにある

秋葉原で起きた通り魔事件。その事件が起きたまさにその瞬間、ぼくは秋葉原にいた。電車を乗り換えるために少し街を歩いただけだったので、危険もなく、事件が起きていたことすら気付かなかったが、あのとき、ぼくがいたあの場所のすぐ近くで予測も想像も不…

遠くへ

ぼくは「北区つかこうへい劇団」というところで役者としての一歩を踏み出した。十数年前、初めてこの劇団の芝居を見たとき、ぼくは、歩き方を忘れてしまうくらいの衝撃を受けた。新宿の紀伊国屋の前の横断歩道をなんとか渡るも、押し寄せる大きな感情の波に…

忘れてはいけない

ここ1年くらい、記憶力の減退が著しい。と、自覚できるほどひどい。いや、自覚できてるということは、まだましなのか?一番タチが悪いのは、同じ人に同じ話を何度もしてしまうこと。話してるうちに「ああ、これ、もう話したかも?」と気づいちゃって嫌な気…

Midnight Call

昔の仲間が苦楽を共にした仲間が長いこと会っていない仲間がぼくがいないところで飲んでいて懐かしい思い出話で盛り上がってぼくのところに電話をかけてきた。電話の向こうではしゃぐ声が聞こえる。かわるがわる話しかけてくる声はどの声も暖かく、近くに感…

沈黙

言葉を奪われた魚たちは音もない、光も届かない闇の中で思考することも、感じることも一緒にどこかに忘れている。まるで最初からなかったもののように。奪われた記憶すら失くしてしまった。今もなお、奪われ続けているのに。魚たちはいつかまた語りだすだろ…

無題

表現を目的とした表現なんてくだらないオモシとしての確たる実体がそこになければ手を離れた風船のように空中浮遊するだけ軽薄だ高く飛ぶためにそれに耐えうる足腰を鍛えよう

あなたはどう呼ばれていますか?

あたりまえのことだけど、「名前」って重要だ。発したときの音声とか、漢字で書いたときの字面とかにある確かなイメージがくっついてる。そして、人を呼ぶときの「呼び方」ももちろん重要だ。苗字で呼ぶか、名前で呼ぶか、あだ名で呼ぶか、呼び捨てするか、…

架空の友に宛てる架空の手紙

恥ずかしげもなく言葉にするならきみに出会えてぼくは幸せです。理由はよく分かりません。ただ純粋に、ぼくはきみに興味があるのです。きみのことが好きなのだと言い換えてもいいかもしれません。ぼくの人生にきみがそして、きみの人生にぼくが現れたのは必…

酔夢譚/雲隠れした月に叫ぶ

「革命」嫌でも様々なイメージを想起させる「手垢にまみれた」言葉ではあるが、それを承知で敢えて使う。僕は、本質的に「革命家」の性をもっていると思う。常々「システム」について考える。人は誰しも、何かしらの「システム」に組み込まれその呪縛から逃…

鏡よ、鏡!

今日見たテレビのニュースによれば、「原爆投下は致し方なかった」と考えるアメリカ人は実に半数以上にのぼるという。また、大部分の学校では、生徒に対して、教師がそのように教えているという。その真偽のほどは分からないが、もしある程度正しい情報だと…

ジョニーはどこへいった?

ミーハーと言われるかもしれないけれど、僕は、ジョニー・デップという俳優がとても好きで、普段あんまり映画は見ないくせに、彼の映画はほとんど見ています。で、今日、ひさしぶりに一日ヒマだったので、地元のシネコンに行って、「パイレーツ・オブ・カリビ…

DEEPER AND DEEPER

突然ですが、みなさんはSMクラブに行ったことがありますか?僕は行ったことがあるんです。数年前に。でも一度だけ。僕自身そんなこと忘れてしまっていたんですが、お世話になっている演出家の木内さんがブログでSMクラブのことを論じていたものだから、急に…

ぼくは時々おもう

いつもお世話になっている演出家の父上が先日亡くなられ、今日、その通夜に参列させて頂いた。何の心構えも出来ないうちに訪れた突然の不幸のようで、残された遺族の方々の悲しみややりきれなさを思うと心が痛んだ。悲しみを堪えて毅然と顔を上げる彼と、初…

あなたの言葉が分からない。

このところ蓄積していたストレスを解消すべく、今日は、計画していたことを先のばしにして飽きるまで寝てみました。まあ、「好きなことやって自由に生きてるお前に一体どんなストレスが?」と言われればそれまでなんですが、それはそれでいろいろと大変なこ…

人間なんてら・ら・ら。

このところ、とても落ち着きのない混沌とした毎日が続いていた。バタバタと忙しいのだが、何かを為して前進している実感のない、何というか、渦潮に巻き込まれてただもがいているだけみたいなそんな毎日。新しい人々との出会いや、古い友人との再会。友人と…

トンネルの向こうの景色

退院してからずっと参加していたワークショップが昨日で終了した。最初は大事をとってじーっと見学してたけど、ガマンしきれなくなりラスト2日はバッチリ参加してしまった…。さすがに病み上がりの身体には応えたらしく、打ち上げの途中で完全に燃料切れを起…

いざ、天空の城へ!

親友からのメールで、今月1日、中国の「青蔵鉄道」という鉄道路線が全線開通したというニュースを知った。青蔵鉄道は中国青海省の西寧とチベット自治区のラサを結ぶ全線約2000kmの路線であり、今回全線が開通したことにより中国各都市とチベットのラサが一本…