諸国漫遊、そして音楽。

遅くなりましたが、「PIAF」無事に千秋楽を迎えることが出来ました。

連日たくさんのお客様が見に来て下さいました。この場を借りて、改めてまして。本当にありがとうございました！

５月に出演した「ビルマの竪琴」と今回の「PIAF」。作品の舞台や、物語自体は全く違っているものの、少なくとも僕にとって、この２つの作品に関わった経験は、とてもとても似たものとして感じられました。

どちらもベニサン・ピットという空間でした。強い信念をもった主人公と、彼らを愛する人たちの芝居でした。「歌」と「音楽」がとても重要な要素でした。キャスト陣は馬鹿みたいに芝居と酒が好きでした。現場には強烈な生命力をもつ「カリスマ」がいました。そのカリスマを中心に、カンパニー全体が見事に結束しました。稽古場での大混乱を経て、劇場でいろんな「奇跡」が起こりました。そして、関わったキャスト・スタッフだけでなく、多くの観客の方々に愛された作品でした。

この２つの作品との出会いは、僕に計り知れない影響を与えてくれました。反省と批判を消化した上で、また次のステップを踏み出していこうと思います。