読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

dream-ist

雑記・雑文

眠りが浅いからか、必要以上に寝ているからなのか、ぼくはとにかく夢を見る。しかも、ものすごく具体的な夢を見る。時には起承転結があったり、はっきりとしたオチがあったりする。ストーリーが壮大で、映画を見てるみたいな気分になることもある。夢が具体的すぎて、夢と現実の区別が分からなくなることもある。目覚めて「あ、今のは夢だったんだ」と気づく夢を見たこともある。(無限にそういう夢を見てしまったら…と想像すると怖い)

ほとんどの場合、夢の中でも「ぼく」は「ぼく」で、ぼくに起こるちょっとした「事件」であることが多いのだが、かなりバラエティに富んだ共演者も登場する。これまでの人生で出会った知り合いだけでなく、芸能人などの有名人や全く知らない人までも登場する。普段は全く考えもしない人や場所や出来事も登場するので、一体どういう仕組みで夢は出来上がっているのか常々不思議に思っている。


ところで、ぼくがしょっちゅうみる「定番」の夢がいくつかある。

●殺される夢(そして殺す夢)
 夢の中で誰かに殺される夢をよく見る。ほとんどの場合は、ある具体的な知り合いに殺される。瞬間的に殺されるのではなく、その殺害者からの逃避行がかなり具体的に描かれる。(もし全てを具体的に覚えていられたら小説が書けそうなくらい)殺されそうになる直前にその人を殺してしまうこともある。起きたあとも、殺した実感が妙にくっきり残っていて朝から気分が悪くなることもある。(あくまでも正当防衛で避けようのないことなのだ)大抵の場合、ぼくがなぜ殺されるのか、その理由は分からない。

●落下する夢
 これもよく見る夢なのだが、これはとても短い夢であることが多い。ただ、どこかから落下して地面に衝突して死ぬ。終わり。地面がだんだんと近づいて来る感覚や、落下して命が終わる瞬間の感覚が妙にリアルなので、ぼくは前世でこういう死に方をしたのだろうと思っている。

●空を飛ぶ夢
 村上春樹氏のエッセイによると、空を飛ぶ夢を見る人はかなり多いらしい。でも、人によって、飛べる高さや飛び方は異なっているようだ。ぼくの場合は、両腕を平泳ぎのときのように動かすと、空気の抵抗を受けてどんどん空に浮んでいきかなりの高さまで飛ぶことが出来る。(イメージでいうと、海の深いところから水面に向かって両腕だけを使って上昇していくのに似ている)心理学者の河合隼雄先生によると、空高く飛べる夢を見る人は、精神的に成熟しきっていないらしい…。

●やっちまった夢
 取り返しのつかない大失敗をして追い込まれる夢というのは、たぶん多くの人が見る夢なのではないかと思う。最近は、仕事柄、起きたら本番の時刻を過ぎていた夢とか、初日を迎えているのにセリフが全く覚えられていない夢を見る。あと、大学時代にたくさん留年をしたせいだと思うが、未だに、寝坊して試験に間に合わなくて単位を落とす夢とか、気がついたら出席日数が足りなくなってて留年する夢とかを見る。しかもなぜか舞台は大学ではなくて高校であることが多い。大学ならともかく高校の留年というのは精神的ショックがでかい。起きて夢だと分かっても心臓がバクバクしてることもある。

●雷(稲妻)の夢
 落雷の夢は、特に20代のころによく見た。雷雲が普段よりずっと低いところに広がっていて、毎秒1回くらいの感覚でズドンズドン雷を落とし、家とかビルとかの壁をなぎ倒しながら移動していくのだ。ぼくはテーブルの下とかにもぐりこんで隠れているのだが、その真横を次々に雷が落ちていったりする。たまに家の中を雷雲が通過していったりもする。(そんなことはもちろん現実にはあり得ないのだけれど)ビルの屋上に立って、雷が街を破壊するのを呆然と眺めたこともある。(破壊される街はなぜか高円寺であることが多い)これまた、そのときの湿度とか色とか音とかがあまりにリアルで、現実に起こったことのように感じてしまうこともある。だから、実際の雷を見たり聞いたりするのは、ものすごく怖い。地震は(今のところ)平気だが、雷はとても耐えられない。

●航空機墜落の夢
 若干不謹慎な夢なのだが、これは最近よく見る。自分の乗っている航空機が墜落するのではなく、ぼくの目の前で次から次へとジェット機が墜落していくのだ。外にいて空を眺めていると、少し遠くの方に飛行機が見えてくる。だがその飛行機は、普段空で見るものよりもかなり大きい。不審に思って眺め続けていると、どんどんその飛行機は大きさを増し車輪がはっきり見えるほどの大きさでぼくの頭上を越えていく。「あ、この飛行機墜落するんだ!」と思ってから実際に墜落するまでには意外と長い時間と長い距離がかかる。しかし何にせよ、予想通りその飛行機は墜落する。そして、ぼくが呆然とその光景を眺めていると今度は別の方向から同じように巨大な飛行機が見えてくる。信じられないことに、またその飛行機も墜落する。そんなふうにして、次から次へとぼくの周りで飛行機が墜落し、しかも墜落場所はどんどんぼくのいる場所に近づいてくる。ぼくは夢の中で、墜落による爆風を受けて吹き飛ばされたり、金属の破片や小石が頬にあたって傷を受けたりするのだが、そのときに感じる温度や痛みも妙にリアルだったりする。その世紀末的状況から逃れて家族の元に辿りつこうと、メロスのように懸命に走っている最中に目が覚めるパターンが多い。


本当は、昨日見た奇妙な夢のことを書こうかと思ったのに、書いてるうちに方向が逸れてしまった。こうやって整理してみると、あんまりハッピーな夢は見ていないようだ。特に恋愛系の夢はほとんど見ないと言ってもいいくらいだ。大体が「大冒険活劇」的な夢なので寝てるときにもかなり疲れる。でもたまに「感動ヒューマンドラマ」的な夢も見ることもある。そういうときも妙にスケールの大きな話だったりするからやはり疲れる。

世の中には夢を全く見ないという人もいるらしい。見てるはずだが起きたらほとんど忘れてるという人もいるらしい。ぼくのように、起きてもはっきり覚えてるという人はどのくらいの割合でいるのだろうか。他の人が見る夢の話も聞いてみたい。