おしえて!えらいひと
タイトル、なつかしいですね。
さて『コンビニなどで買い物をしてお金を払うとき、店員が「○○円お預かりします」というのはおかしい!お釣りがあるときならまだしも、お釣りがないときにそう言われると、「預かったのなら何か返してくれ」と言いたくなる』というようなことを、だいぶ前に某作家がエッセイで書いていましたが、それに似たようなことで、ぼくが許せない似非丁寧な言葉遣い。
それは、「個人的つながりの全くない人」に「ある個人的なことを質問されたあと」に返ってくる「そうなんですね」というあいづち。(例えばコールセンター的シチュエーション)
【具体例】
A子:「井上さんは、お仕事は何をなさっているのでしょうか?」
ぼく:「芝居をやっています」
A子:「そうなんですね」
これ、みなさんも思い当たる経験があると思うのですが、この言い方って、なんかおかしくないですか?っていうか、なんかバカにされた気分になりませんか?もし同じようなことを言うなら、
【具体例】
A子:「井上さんは、お仕事は何をなさっているのでしょうか?」
ぼく:「芝居をやっています」
A子:「そう(なん)ですか」
の方が自然じゃないですか?
うまく説明できないんですが、ぼくの感覚では、語尾が「ね」の場合は、その人がもともともっている情報や考えを相手に伝えるなり確認するなりしている感じがするんですよね。 ←この「ね」もそうですよね ←この「ね」もそうですよね ←この「ね」もそうですよね
だから見知らぬ人から「そうなんですね」と言われると、「え、あなたぼくのこと知らないでしょ?」と思ってしまったり、ぼくの回答にあんまり興味をもってないように感じられたりして、ちょっと不愉快な気分になってしまうのです。単純に「語感」が気持ち悪いっていうのもあります。
恐らく、ビジネスマナー的業界の誰かが、『「そう(なん)ですか」と言うと、相手に聞き返してるようで失礼だから、相手の回答を認めて受け入れる意味で「そうなんですね」と言え』と広めはじめたのが契機ではないかと思うのですがどうでしょう?気になるのはぼくだけですかねぇ。もしかして正しい日本語の用法なのでしょうか?
もし正しい用法だということであれば難癖つけてすみません。今後はなんとか慣れるよう努力します。 >「そうなんですね」ユーザーの方々