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BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

『邪沈』

乞局第15回公演
『邪沈(ヨコチン)』

2008/11/6~11/10 @笹塚ファクトリー
http://kotubone.hp.infoseek.co.jp/

Yokochin

もっと自分は賢い人間だと思っていました
たかをくくっている間に追い越されているのにも気付かずに…
その距離はもう取り戻しようもなく、
ですから追い越せないのであれば、
もうハミ出るしかないじゃないですか
   ×     ×     ×     ×     ×
──現代かもしれないどこか海に近い町。
もしくは発達する気も失せてしまった海辺の田舎町。
その土地には風変わりな風習があった。
それは、死者の弔い方にある。
圧葬(あっそう)と呼ばれるその土地特有のモノである。
その地方に伝わる土葬の一種で、
遺体の肉を遺族の手により潰し、田畑にばらまき、その土地に染み込ませ
永劫見守って欲しいという願いを込められたものだったと言う…。
遺体を遺族の手により潰す、その痛みを遺族は決して忘れてはならない。
一方残った遺体の皮は集落毎に倉庫があり、
年に一度行われる収穫祭の時にその皮に土を入れ、
案山子として掲げ、復活祭的目的として使用される。
しかしその「圧葬」はあまりに遺族には酷な為、直接手を下すことのないよう、
専門の作業員が「圧葬」を担うことになる。
彼らは「組」を作り、進んで酷な作業に取り組んだ。
「土地神がまた増える」と信じて。
彼らは人一倍真面目なのだ。
やがてその希少な職業は「野蛮」とされ、数少ない「世襲制」となった。
判別しやすいように、名前も名字の一部に「人偏」に「獣」の字をあてがった。
こうして彼らは「圧葬」のみに従事するという鎖につながれたわけだが、
遺体を潰す行為自体が問題視され「圧葬」の風習は禁止された…。
彼らは途端に無用となった。
埋葬法自体が野蛮ということで禁忌の風習とされただけだったが、
真面目な彼らは、自分たちを汚らわしく思ったに違いない。

作・演出
下西啓正

出演
岩本えり
下西啓正
墨井鯨子
西尾佳織
三橋良平 (以上乞局)

飯田一期
石田潤一郎
井上裕朗
折原アキラ
佐野陽一 (サスペンデッズ)
雨森スウ
こいけけいこ (リュカ.)
中島佳子 (無機王)
山崎ルキノ (チェルフィッチュ)

日時
11/6(木) 1930
11/7(金) 1400/1930
11/8(土) 1400/1900
11/9(日) 1400/1900
11/10(月) 1900

料金
前売3000円・当日3500円・学生2500円・喪服割引2500円