BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

非ワイン党宣言

昨日は、神楽坂に能と狂言を観に行ってきた。あんなところに能楽堂があるんだね~と思ったが、前に緑ちゃんちにお邪魔したとき通ったことがあったな…と思い出した。

お世話になっている石田先生と田崎先生の「雙ノ会」。石田先生のちょっとした解説もあって分かりやすく観た。狂言は観慣れているからあれだけれども、能はそんなに観ていないからちょっとワクワクする。観ながらいろんなこと考えた。まずは何よりあのお面がすごい。ずっと観ていると表情が刻々と変わっていくのだ。角度によって表情が変わるのか、こちらの想像力がそうさせているのか。終わったあとの静寂にも鳥肌が立った。

終演後、ちょっとした打ち上げに参加。いつもの湯島のお店で、普段お会い出来ないタイプの方々に囲まれ、ちっちゃくなりながらワインを飲む。途中、とある会社のお偉いさんが「昔、私が作詞したカンツォーネを歌います」と言って歌った歌は、なんとこないだ安奈さんがライブで歌った歌だった。さっそく安奈さんにメール。不思議なこともあるものだ。芝居やってることをからかわれたり応援したりして頂いて、バツが悪くなってついワインを飲む。

途中で石田先生と田崎先生も合流。お二人ともすでにお飲みになってご機嫌なご様子。ひと仕事終えた芸術家たちはちょっとしたオーラを放っている。石田先生からありがたき芝居談義を聞きながら、気分が良くなってさらにワインを飲む。

石田先生のご子息の淡朗くんは、ぼくが嫉妬する若者の一人だ。幼い頃から狂言を始めていたにも関わらず、高校からイギリスに留学。さらに、とある有名な演劇学校に進学し(日本人初の快挙)卒業後も向こうに残り、現代演劇の道を進むことに決めたそうだ。数日前にちょうど帰ったばかりとかで会えなかったのは残念だった。うらやましいと思いつつ、がんばらねばとの想いを新たにまたワインを飲む。

そんなこんなで昨日は結構酔っぱらい、気分が悪くてなかなか寝つけなかった。もともと、あんまりワインは得意じゃない。味は好きだけれど、体質が合わないのだろうか?いつも飲んだあとツライ思いをする。しばらくワインは飲まないぞ。