BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

ぐるぐる

公演が終わってからの10日間、舞台を観に来てくれた人たちを中心に、いろんな友人とゆっくり会う時間を作っている。

酒を飲みに行ったり
家に遊びに行かせてもらったり
出演している舞台を観に行ったり
一緒に舞台を観に行ったり

いまいろんなことに敏感になっているせいか、その時間がとてもありがたく感じられる。

何人かの友人をぼくは無条件に信用している。彼らからの友情や愛情を疑いなく信じている。それは彼らの絶え間ない優しさと思いやりのおかげだが、ぼくが彼らに対してそう思えるまでには、共有したそれなりの時間と経験、そして奇跡のような特別な「時」が必要だった。それは、望んだからと言って手に入れられるものでは、きっとない。


この先どのくらいそういう友人と出会えるのだろう。ぼくはどのくらいの人にその信用を与えられているだろう。

嵐の音を聞きながら、考えても仕方がないことを考えている。