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BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

弧悲

雑記・雑文 猫(たまに犬)

もう3月だ。前回のブログが元旦だから2ヶ月以上さぼっていたことになる。よくない。

今年に入ってからは稽古も本番もなかったので、ひたすらにリハビリと充電に時間をあてている。幅を広げるべくいくつかのワークショップを受けてみたり、演劇関係の本をたくさん読んでみたり、いつも以上のペースで芝居を観に行ったり、役者仲間と突っこんだ話をしてみたり。今までよりも客観的に芝居と向きあうことが出来ていると思う。

そんななかぼくの内面にちょっとした変化が起きているようだ。ものを見るときの根本の立ち位置がずれたというか、ものの見方に今までと大きく違う軸が加わったというか。はっきりとした言葉には出来ないのだけれど、「世界」を見るぼくの目線にたぶん変化が起きている。しばらくこのボンヤリした何かと格闘してみたい。何かしら芝居にも影響が出たりするのだろうか。次回公演の稽古が楽しみだ。


それから、愛猫のまめが突如いなくなった。もうかれこれ2週間以上家に帰ってこない。オス猫の家出はそう珍しいことでもないらしく、かなり長期間経ってから帰ってくるケースもあるらしいけれど、でも当然、そのままずっと帰ってこないことも多いだろう。夜になると毎晩のようにぼくの部屋に来ては甘え、ぼくがトイレや台所に立つと追っかけまわしてきた猫なので、いなくなってからの夜の静けさがたまらなく苦しい。

猫の失踪といえば、当然『ねじまき鳥クロニクル』を思い出す。まめの失踪もそれだけで独立した事象なのではなくて、一見関係ないように見えるいくつもの事象が導いた必然なのかもしれない。その中の何かをぼくは決定的に見落としていて、それを見つけるためにぼくも井戸に潜り自分と向かい合い、自分自身を知るために過去へと遡る旅をする必要があるのかもしれない。そんなどうにもならない妄想で頭がいっぱいになる。

猫の不在によってぼくは一層孤独を感じる。想いが伝わらないことは苦しい。せめて君には近くにいてほしいよ。

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