BLue CaFe NeT

by HiRoo iNoue || ACTOR

あなたの言葉が分からない。

このところ蓄積していたストレスを解消すべく、今日は、計画していたことを先のばしにして飽きるまで寝てみました。

まあ、「好きなことやって自由に生きてるお前に一体どんなストレスが?」と言われればそれまでなんですが、それはそれでいろいろと大変なことはあるものです。

僕は狭量かつ頑固な人間(親友曰く「ストライクゾーンが狭い」人間)なので、僕自身の責任も大きいとはいうものの、ここ最近(といっても10年ほど)は、どうにも理解しがたい人の言動に腹が立って疲弊することが多いです。

価値観や主義主張・趣味嗜好の違いなどはあって当然だし、それに出会うことは僕にとっても刺激になっていいんですが、それよりもっと根っこにある、常識とか道徳(?)とかそういう部分での決定的な相違はただただ疲れます。

昔はそんな風に感じることは多くなかったんですけど、どうしてなんでしょうか。時代が変わって、文化とか道徳みたいなもののパワーが弱まり個人個人が独立した世界をもち始めていることが原因なのかもしれないし、ただ単に、自分自身がより広い世界に属するようになっていろんな人たちと遭遇するようになっただけかもしれないし…。原因はよく分かりません。

でも、同じ時代に同じ国で育った人たちなのに、こんなにもお互いの言葉が通じないのかと思うとすごく恐ろしい気分になります。(当然、逆のサイドから見れば反対の理屈があるのでしょうが…)しかもその相違が明確な対立軸をもったものではなく、もっと曖昧だが根本的な相違だということにより虚脱感を覚えます。

「対立する何か」のために団結する必要性が減った現在、文化とか道徳とか、何か精神的な「のりしろ」のようなものがもっと重要なのかもしれないですね。

でも逆にその分「苦労をしなくても言葉の通じる人」に出会うとこの上ない幸せを感じます。そして「言葉が通じるかどうか」に性別も年齢も国籍も育った環境も関係ないんですよね。それってなんなんだろう。

僕の中では、既存の目に見える何かではない「ボーダー」がひかれています。ラブ&ピース!