眠りが浅いからか、必要以上に寝ているからなのか、ぼくはとにかく夢を見る。しかも、ものすごく具体的な夢を見る。時には起承転結があったり、はっきりとしたオチがあったりする。ストーリーが壮大で、映画を見てるみたいな気分になることもある。夢が具体…

次回舞台の詳細を「お知らせ」に載せました。３月にはロシアの古典。４月にはイタリアを舞台にしたイギリスの古典。今度はフランスの古典喜劇です。（次はドイツあたりでしょうか？）演出は尊敬する役者さんの一人である手塚とおるさん。芝居を始める前から…

秋葉原で起きた通り魔事件。その事件が起きたまさにその瞬間、ぼくは秋葉原にいた。電車を乗り換えるために少し街を歩いただけだったので、危険もなく、事件が起きていたことすら気付かなかったが、あのとき、ぼくがいたあの場所のすぐ近くで予測も想像も不…

今日は、「ビルマの竪琴」でお世話になった加藤土代子さんの舞台を見に行ってきた。作品は、ジェフリー・アーチャー原作の法廷物「真実のゆくえ」。俳優座劇場プロデュースで、文学座の西川さんの演出で、新劇系の劇団の役者さんが顔をそろえた、「THE新劇」…

４月と５月に関わっていたとあるプロジェクトが一旦終了し、先日、大々的に（?）その打ち上げパーティをやった。トータルで３週間ほどの短いつきあいだったが、そこに集まった人たちと、確実に心が通いあったと思う。出会いがあれば別れがある。彼らはそれぞ…

ぼくは「北区つかこうへい劇団」というところで役者としての一歩を踏み出した。十数年前、初めてこの劇団の芝居を見たとき、ぼくは、歩き方を忘れてしまうくらいの衝撃を受けた。新宿の紀伊国屋の前の横断歩道をなんとか渡るも、押し寄せる大きな感情の波に…

今日は所用があり巣鴨へ。●奇妙な「想像」●行く途中の電車の中。髪が伸びてうっとうしくなってきたので、そろそろ切りに行こうかなと思い、ＫＯＺＯさん（担当の美容師さん）に前髪を切ってもらってるところを想像していたら、その想像の世界で急に地震が発…

昨日・今日と二日続けて、新宿で三人飲みをした。昨日はtptで共演したしんちゃんとクラと三人で。今日は北区つかこうへい劇団時代の戦友である、ゆうすけとすぎやんと三人で。『何度も一緒に飲んでるけど「この三人だけ」で飲むのは初めて』って組み合わせ。…

ここ１年くらい、記憶力の減退が著しい。と、自覚できるほどひどい。いや、自覚できてるということは、まだましなのか？一番タチが悪いのは、同じ人に同じ話を何度もしてしまうこと。話してるうちに「ああ、これ、もう話したかも？」と気づいちゃって嫌な気…

「あわれ～」が終わったあと、この１０日ほど変なアメリカ人と一緒に仕事をしています。（仕事っていうより遊びって感じですが）変なアメリカ人スティーブン・アーンハート氏の右隣は、彼のアシスタントのYOSHIくん。これまた頭のおかしな人です。ストリート…

パソコンを整理していて見つけた写真。 今から７年ほど前、会社を辞めた直後に３ヶ月ほど南米を旅しました。これは、ボリビアのアマゾンでの写真。ワニとかピラニアとか、うじゃうじゃいました。アマゾンの中でも、ボリビアが一番観光地化されてなくて、ワイ…

舞台が終わって数日経ちますが、今回はなかなか切り替えがうまくいかずにいます。毎日会っていたみんなと急に会えなくなってほんとに寂しい…。なんというか、今回の共演者たちは、「仕事仲間」というよりは「家族」みたいな感じがするんですね。こんな五人兄…

「あわれ彼女は娼婦」、無事に千秋楽を迎えました。連日満員のお客さまに見て頂き、嬉しかったです。本当にありがとうございました！今回の芝居は、ぼくにとってかけがえのない経験になりました。役者として、ひとつの転機になる作品になったと思います。本…

演劇集団砂地 No.2『あわれ彼女は娼婦』 2008/4/16～4/20 ＠神楽坂die pratzehttp://www.sunachi.net/ 近親相姦を題材とした、17世紀に書かれた問題作が、設定を現代にうつして、今、新たに描かれる。この恋は許されるのか否か？ぼくの運命が、ぼくの神だ。 …

ぼくの次の芝居は、「砂地」という演劇集団による公演です。と言われても、ほとんどの人（恐らく全員）はこの団体を知らないでしょう。それもそのはず。まだ弱冠22歳の演出家、船岩祐太の主宰する若い集団で、今回がまだ２回目の公演なんです。そもそもの彼…

デニーズでかわいい飲み物を頼んだ壮太郎くん。 チョコレートアイスを仲良く食べるぼくと壮太郎くん。 ２３歳の誕生日を迎えた本山三火くん（通称さんちゃん）と、今回の芝居のヒロイン、名塚佳織ちゃん（通称なづちゃん）。 今回の芝居、ほんとに精神的な疲…

今の稽古場では、芝居に関わるいろんなテーマについてみんなでディスカッションをしたり、役になりきってフリートークをしてみて、芝居に書かれていないシーンを即興で作ってみたりする。これが実におもしろい。それぞれの個性が分かって、お互いを知るいい…

昨日は３度目の通し稽古。初めて全キャスト・スタッフが揃う。ほんとに切なくて苦しくて行き場のない作品だなと思う。通し終了後、簡潔ながらも厳しいダメ出しのあと、スタッフミーティングのため、役者陣は17時すぎに稽古終了。途方にくれる役者５人。芝居…

「あわれ～」の稽古、楽しく続いています。今日は、２度目の通し稽古をやりました。今回の芝居、やるたびにかなり違った展開をみせます。ぼくもそうだし、他の人たちもそうだし。本番に入っても、毎回かなり違うかもしれません。きっと、そうなると思われま…

今日は、「あわれ～」の稽古を少し早めに抜けて、「PIAF」でお世話になった安奈淳さんのライブを見に渋谷へ。この数ヶ月、この日を心待ちにしていたのだ。到着がギリギリだったから、渡そうと思っていた花束を用意する時間がなかったが、会場となったホテル…

いつの間にか４月ですね。３月は疾風怒濤のように過ぎ去っていきました。思い返してみても、記憶がぼんやりとしていて夢の中の出来事のようです。そこに存在していたという実感が残っていないというか。高熱を出したときの浮遊感みたいな感じというか。「ミ…

TPT66『ミステリア・ブッフ』 2008/3/22～3/31 ＠ベニサン・ピットhttp://www.tpt.co.jp/ 地球がモレてる！イノチを革めよ。作ウラジミール・マヤコフスキー台本・演出木内宏昌出演池下重大いとうめぐみ井上裕朗上田和弘植野葉子内田亜希子大沼百合子沖田乱…

昔の仲間が苦楽を共にした仲間が長いこと会っていない仲間がぼくがいないところで飲んでいて懐かしい思い出話で盛り上がってぼくのところに電話をかけてきた。電話の向こうではしゃぐ声が聞こえる。かわるがわる話しかけてくる声はどの声も暖かく、近くに感…

言葉を奪われた魚たちは音もない、光も届かない闇の中で思考することも、感じることも一緒にどこかに忘れている。まるで最初からなかったもののように。奪われた記憶すら失くしてしまった。今もなお、奪われ続けているのに。魚たちはいつかまた語りだすだろ…

表現を目的とした表現なんてくだらないオモシとしての確たる実体がそこになければ手を離れた風船のように空中浮遊するだけ軽薄だ高く飛ぶためにそれに耐えうる足腰を鍛えよう

さっき、駅から家に向かう途中の交差点で、信号を待っているときに、ふと空を見上げたら、その瞬間に雪が降り出して来ました。冬の夜の痛いくらいの寒さはキライじゃないです。透明感と緊張感があって。雪、積もるかな。

こないだ、近所のシネコンのオールナイトで、楽しみにしていた「earth」を見てきた。効果音とか、少し過剰かなと思える部分もあったけど、映像はきれいだし（どうやってあんな映像撮るんだろう）、動物たちはかわいくて豪快で不思議だし、渡辺謙さんのナレー…

再びウチのまめちゃんです。前にもどっかで書いた通り、この猫はほんとになつかない猫だったんですが、年のせいで気が弱くなってきたのか、今年の冬は毎晩ぼくの部屋に来ます。夜中、ドアをガリガリ引っかいて、入れてくれとせがみます。しかも、今までは抱…

今日は、サラリーマン時代のぼくのホームタウン西麻布で、すきやき＆しゃぶしゃぶパーティ。（しばらく行かない間に、あの辺もずいぶん変わったね）そして、これが今日の主役。 １枚１枚ラップにくるまれてた巨大かつ高級なお肉がお皿にビッシリ。これが３皿…

あたりまえのことだけど、「名前」って重要だ。発したときの音声とか、漢字で書いたときの字面とかにある確かなイメージがくっついてる。そして、人を呼ぶときの「呼び方」ももちろん重要だ。苗字で呼ぶか、名前で呼ぶか、あだ名で呼ぶか、呼び捨てするか、…